FIB-SEMを用いた表皮顆粒層における層板顆粒およびトランスゴルジネットワークの3次元構造解析

書誌事項

タイトル別名
  • Three-Dimensional Ultrastructural Analysis of Lamellar Granules and Trans-Golgi Network in Stratum Granulosum by Focused ion Beam Scanning Electron Microscopy
  • FIB-SEM オ モチイタ ヒョウヒ カリュウソウ ニ オケル ソウバン カリュウ オヨビ トランスゴルジネットワーク ノ 3ジゲン コウゾウ カイセキ

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説明

<p>皮膚の最外層は,表皮の角化細胞の最終産物である角質細胞と,その間を埋める細胞間脂質,接着因子などから形成され,外界からの物理的,化学的刺激から生体を保護し,水分の蒸散を防ぐバリア機能を担っている.細胞間脂質は顆粒細胞のトランスゴルジネットワークを介して層板顆粒より細胞外へ放出されるが,層板顆粒の構造の3次元的な理解は,従来の解析方法では限界があるため不完全であった.本稿では,最近FIB-SEMを用いることによって明らかとなった,表皮顆粒層の層板顆粒とトランスゴルジネットワークの3次元構造について紹介する.</p>

収録刊行物

  • 顕微鏡

    顕微鏡 54 (1), 39-43, 2019

    公益社団法人 日本顕微鏡学会

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