先入先出法による累加法の検討
書誌事項
- タイトル別名
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- The Nature of the Cumulative Method with FIFO in a Process Cost Accounting System
- センニュウサキシュツホウ ニ ヨル ルイカホウ ノ ケントウ
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説明
<p>工程別総合原価計算の累加法において先入先出法(FIFO)を適用する場合,製造現場における原価管理活動をミスリードする可能性がある.なぜなら,FIFOによる累加法は,期首仕掛品から先に完成することを仮定した計算方法であるにもかかわらず,前工程の期首仕掛品原価が後工程の期末仕掛品原価に影響を及ぼす計算構造になっているためである.</p><p>本稿では,FIFOによる累加法の計算構造をモデル化することにより,前工程の期首仕掛品原価が後工程の期末仕掛品原価の計算に及ぼす影響度f(j→j)を求める.その上で,FIFOによる累加法に内在する特性と問題点を明らかにするとともに,各工程の原価管理活動や様々な経営意思決定をミスリードする可能性について検討する.</p><p>検討の結果,各現場担当者の物量感覚との間に乖離が生じる一因である影響度f(j→j)を測定し,各工程の管理者間で情報共有することが重要であることを示している.</p>
収録刊行物
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- 管理会計学 : ⽇本管理会計学会誌 : 経営管理のための総合雑誌
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管理会計学 : ⽇本管理会計学会誌 : 経営管理のための総合雑誌 23 (1), 3-19, 2015-03-10
日本管理会計学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713072890240
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- NII論文ID
- 110009919300
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- NII書誌ID
- AN10538994
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- ISSN
- 24340529
- 09187863
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- NDL書誌ID
- 026276378
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- NDLデジコレ(旧NII-ELS)
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可