トバモライトの生成および結晶構造に乾燥条件、Mgおよびアルカリが及ぼす影響

DOI Web Site 参考文献8件 オープンアクセス
  • 加藤 福將
    新潟大学 大学院自然科学研究科環境科学専攻(〒950-2181新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050)
  • 斎藤 豪
    新潟大学 工学部社会基盤工学プログラム(〒950-2181新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050)
  • 松井 久仁雄
    旭化成ホームズ株式会社 住宅総合技術研究所(〒416-0934静岡県富士市鮫島2-1)
  • 佐伯 竜彦
    新潟大学 工学部社会基盤工学プログラム(〒950-2181新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050)

書誌事項

タイトル別名
  • EFFECT OF DRY CONDITION AND Mg, ALKALI ON FORMATION AND CRYSTAL STRUCTURE OF TOBERMORITE

説明

<p>本研究は80℃で水和反応させたCaO-SiO2-H2O系材料に対して乾燥条件やMg、アルカリが1.4nmトバモライトや1.1nmトバモライトの生成あるいは結晶構造に及ぼす影響について検討することを目的とした。その結果、80℃での水和反応後、乾燥条件をRH=11%とした試料では1.4nmトバモライトが生成したのに対し、110℃乾燥を行った場合にはその層間隔が1.1nmに変化した。またMgの添加は、乾燥条件によらずトバモライトの生成を促進させる効果を示し、RH11%乾燥試料においては1.4nmトバモライトの積層方向の顕著な発達をもたらした。加えてNaClの添加はトバモライトのc軸方向の格子間隔を変化させる効果が、Na2SO4の添加はRH11%乾燥試料における1.4nmトバモライトの生成・成長を助長させる効果が示された。</p>

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