On Particular Pathology : A Lecture on Ermerins (34)

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Other Title
  • 原病學各論 : 亞爾蔑聯斯の講義録 第34編
  • 原病學各論--亞爾萬聯斯の講義録(第34編)
  • ゲンビョウガク カクロン エルメレンス ノ コウギロク ダイ34ヘン

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明治9(1876)年1月に,大阪で発行された、オランダ医師エルメレンス(Christian Jacob Ermerins:亞爾蔑聯斯または越尓蔑嗹斯と記す。1841-1879)による講義録、『日講記聞 原病學各論 巻十一』の原文の一部を紹介し、その全現代語訳文と解説を加え、現代医学と比較検討し、また、一部では、歴史的変遷、時代背景についても言及した。本編では、先ず、『原病學各論 巻十一』の概要について述べ、次いで「泌尿器病篇」の中の「第二 腎蔵諸病」の中の「醸膿性腎炎(単純醸膿性腎炎、転移醸膿性腎炎)」、「副腎」および「腎癌腫」について記載する。各疾患の病態生理や症候論の部分は、かなり詳細に記されているが、炎症や腫瘍(新生物)の概念が確立されていない。また、治療法では、内科的対症療法がその主流であって、使用される薬剤も限られている。これは、わが国近代医学のあけぼのの時代の、医学の教科書である。

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