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- 酒井 大輔
- 国家公務員
書誌事項
- タイトル別名
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- From Pluralism to Ideological Conflict:
- 多元主義からイデオロギー対立へ : 大嶽秀夫の政治学とその変容
- タゲン シュギ カラ イデオロギー タイリツ エ : ダイダケ ヒデオ ノ セイジガク ト ソノ ヘンヨウ
- ―大嶽秀夫の政治学とその変容―
- Hideo Otake's Political Science in Postwar Japan
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説明
<p>大嶽秀夫の政治学の特徴について, 従来の日本政治学史研究では, ①多元主義, ②実証主義的・自然科学的な方法, ③戦後政治学と大きく相違するもの, として理解されてきた。また, 彼の方法の時間的変化を捉えていないなど, 一面的であった。しかし1980年代以降の大嶽の変化は, ①~③のイメージの再考を迫るものである。本稿は, 彼の80年代以降の実証研究の内容にも立ち入って, 彼の方法や理論枠組の変化を検証する。大嶽は既に1970年代当初から, 影響力の遮蔽性やパースペクティブの概念により, 多元主義の弱点の克服を試みていた。そして80年代には, イデオロギー対立の枠組により, 構造的対立や政治潮流のサイクルをその分析の中心とした。こうした変化は, 多元主義の枠組からの移行であるとともに, 政策過程分析に思想史的方法を導入するなど, 戦後政治学の方法を継承するものであった。</p>
収録刊行物
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- 年報政治学
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年報政治学 67 (1), 1_185-1_207, 2016
日本政治学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713074845184
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- NII論文ID
- 130007662127
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- NII書誌ID
- AN10341457
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- ISSN
- 18843913
- 18843921
- 05494192
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- NDL書誌ID
- 027518906
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可