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Find out Effective Alternative Candidates for Oil with EPR
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- AMANO Osamu
- 電力中央研究所
Bibliographic Information
- Other Title
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- 石油の代替エネルギーをEPRから考える
- セキユ ノ ダイタイ エネルギー オ EPR カラ カンガエル
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Description
<p> 石油は1次エネルギーの40%を占め, われわれの生活を豊かなものにしている。ところが, われわれ人類は, 石油をこの50年で半分使いつつある。それも取り出しやすい, 経済的なものから使っている。残っているものは, 取り出すためにエネルギーがかかるものである。得られるエネルギーを取り出すためのエネルギーで除したものがEPR (energy profit ratio, エネルギー収支比) である。EPR=1はエネルギーを得るのと, 取り出すためのエネルギーが同じことを意味する。これは, 益がない。取り出すためのエネルギーとして, そのためにかかるすべての項目を可能な限り算定する。燃料の採掘, 輸送, 発電所の建設, 運転, 補修, 廃炉, 廃棄物処理・処分までを含む。EPRが高いことは, 石油の代替として有力な候補となる。</p><p> ウラン濃縮に遠心分離法を用いた原子力発電はEPRが高い。従来のガス拡散法はウラン濃縮に莫大なエネルギーが必要となり, 人力エネルギーを大幅に増加させるため, EPRは低くなる。EPRを高めるには, 出力エネルギーを増加させることも有効な方法である。具体的には, 稼働率を向上させること, 定格出力を上げることである。</p><p> 風力発電や太陽光発電のEPRは高くはない。これは, 風の強さ, すなわち出力エネルギーが定格の60%以下と低いことと稼働率が低いことによる (風力は風が吹いている間, 太陽光は日中のみ)。LNGは気体であり, 輸送のために液化するエネルギーを費やすので, 石油火力や石炭に比べてEPRは低い。</p>
Journal
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- Journal of the Atomic Energy Society of Japan / Atomic Energy Society of Japan
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Journal of the Atomic Energy Society of Japan / Atomic Energy Society of Japan 48 (10), 759-765, 2006
Atomic Energy Society of Japan
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Keywords
Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713075833216
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- NII Article ID
- 10018106650
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- NII Book ID
- AN00188477
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- ISSN
- 21865256
- 00047120
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- NDL BIB ID
- 8561517
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- NDL Search
- Crossref
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed