プレイセラピーにおける死と再生についての考察
書誌事項
- タイトル別名
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- A Consideration on Death and Rebirth in Play Therapy
抄録
プレイセラピーの中でClは死と再生を繰り返し表現することがあり、死と再生のモチーフは心理療法において重要であるとの指摘がある。本論文ではプレイセラピーにおいてClがどのような過程を経て自身を成長させたかを検討し、自身の問題を乗り越える上で死と再生を繰り返すことの意味について考察することを目的とした。遊びの性質・遊びの流れにおいて重要な点が特に似ているプレイセラピー事例13件を基に架空事例を作成し、①ClとThの関係形成期、②Clが自身の攻撃性・破壊性・グロテスクなものをThに投影し、Thを痛めつけて殺害しては復活させた時期、③ClがThを意のままにコントロールした時期、④ClがThをケアする役割になった時期の4期を提示した。ThがClの死と再生の過程を助ける発想を持ちつつ、プレイセラピー原則の中でClが思いのままに表現できるよう対応することが重要であると考えられた。Thがプレイセラピーの中で死んだままにならず、再生して立ち上がることも肝要である。生物学からの考察では、アポトーシスのような死と再生の働きが心の働きにおいても想定されることを示した。
収録刊行物
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- 開智国際大学紀要
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開智国際大学紀要 18 (0), 159-169, 2019
学校法人 開智学園 開智国際大学
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713076557568
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- NII論文ID
- 130007629893
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- ISSN
- 24334618
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可