スポロトリコーシスの4例

  • 牧野 公治
    国立病院機構熊本医療センター皮膚科
  • 緒方 亜紀
    国立病院機構熊本医療センター皮膚科 熊本市立熊本市民病院皮膚科
  • 工藤 恵理奈
    国立病院機構熊本医療センター皮膚科 くまもと森都総合病院皮膚科
  • 尹 浩信
    熊本大学大学院生命科学研究部皮膚病態治療再建学分野
  • 亀井 克彦
    千葉大学真菌医学研究センター臨床感染症分野

書誌事項

タイトル別名
  • Four Cases of Sporotrichosis
  • スポロトリコーシス ノ 4レイ

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抄録

<p>71歳男性,56歳女性,68歳男性,73歳男性のスポロトリコーシスを報告する.第3・4例は遺伝子解析でS. globosaと同定した.第4例はイトラコナゾール(ITCZ)が奏効せずヨウ化カリウム(KI)に変更後病変を全摘した.他はKIが奏功した.遺伝子解析から本邦での起因菌はほぼS. globosa(37℃で発育せずITCZ低感受性)でKIや温熱療法が適することが裏付けられた.皮膚科医にも最新の真菌学的知見や遺伝子学的検査を活用することが求められ始めている.</p>

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