幼児における身体活動量と体組成の関係

  • 鶴見 知己
    国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科 保健医療学専攻 理学療法学分野 獨協医科大学日光医療センター リハビリテーション部
  • 小野田 公
    国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科 保健医療学専攻 理学療法学分野 国際医療福祉大学 保健医療学部 理学療法学科
  • 久保 晃
    国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科 保健医療学専攻 理学療法学分野 国際医療福祉大学 保健医療学部 理学療法学科

書誌事項

タイトル別名
  • Relationship between Physical Activity and Body Composition in Young Children
  • ヨウジ ニ オケル シンタイ カツドウリョウ ト タイソセイ ノ カンケイ

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抄録

<p>〔背景〕幼児期の肥満の原因の一つに身体活動(PA)の減少が考えられ,小児においてもPAは生活習慣病のリスク因子,肥満や体力などの健康関連指標と関連する.本研究は幼児期における身体活動量と体組成の関係を明らかにすることとした.〔対象と方法〕保育園の年長クラスの幼児を対象とし,PAと脂肪量指数(FMI)と除脂肪量指数(FFMI)を測定した.FMI,FFMIはInbody520(バイオスペース社製)を使用し,活動量の測定は,Active Style Pro(オムロンヘルスケア社製)を腰につけ7日間測定した.1.5~3.0 METsを低強度活動時間,3.0 METs以上を中高強度活動時間(MVPA)に分けた.〔結果〕MVPA とFFMIと歩数とFFMI,MVPAとカウプ指数,歩数とカウプ指数に有意な負の相関を認めた.平日のMVPAと比較し休日のMVPAは有意に低値を示した.〔結論〕身体活動が多い幼児において体格指数やFFMIが低値であり,身体活動とFFMI,体格指数が関連することが示唆された.平日よりも休日において有意にMVPAが低下することが示唆される.</p>

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参考文献 (7)*注記

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