Nitscheの方法を用いた有限被覆法における摩擦なし接触解析手法
書誌事項
- タイトル別名
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- Frictionless Contact Procedure for Finite Cover Method using Nitsche’s Method
説明
<p>ボクセル解析法は複雑な形状に対する数値解析手法として有効である.しかし通常のボクセル解析法では,物体表面が階段状の形状で表されるため,接触条件を含む問題の取り扱いが困難である.一方有限被覆法(FCM)に基づくボクセル解析法では,形状がボクセル表現そのものではなく多面体やレベルセット関数等で表されるため,より容易に接触問題が取り扱えることが期待できる.そこで本研究では,FCMによる接触解析アルゴリズムを提案する.接触拘束条件の定式化手法としてはペナルティ法が幅広く用いられている.しかし精度を確保するためには大きなペナルティ係数を用いる必要があり,数値的な不安定の要因となる.さらにFCMでは接触拘束条件を課す積分点の配置の制御が難しく,積分点が集中した場合に過拘束により接触応力分布の乱れを引き起こす恐れがある.本研究ではペナルティ法におけるこれらの問題点に対処するために,FCMにおける接触拘束条件の定式化にNitscheの方法を適用し,いくつかの2次元摩擦無し接触問題の数値解析によりその有効性を確認した.</p>
収録刊行物
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- 日本計算工学会論文集
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日本計算工学会論文集 2019 (0), 20190010-20190010, 2019-06-21
一般社団法人 日本計算工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713078513024
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- NII論文ID
- 130007665858
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- ISSN
- 13478826
- 13449443
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可