椎骨動脈起始部狭窄に対してSelf-expanding Stent を留置した2 例

書誌事項

タイトル別名
  • Self-expanding Stents Placement for Vertebral Artery Ostium Stenosis: A Report of Two Cases
  • 症例報告 椎骨動脈起始部狭窄に対してSelf-expanding Stentを留置した2例
  • ショウレイ ホウコク ツイコツ ドウミャクキシブ キョウサク ニ タイシテ Self-expanding Stent オ リュウチ シタ 2レイ

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説明

<p>【目的】椎骨動脈起始部狭窄にopen-cell type のself-expanding stent(SES)を留置した2 例を経験したので報告する.【症例】症候性椎骨動脈起始部高度狭窄2 例にステント留置を行った.動脈蛇行が強くステント遠位端での動脈の屈曲閉塞が懸念され,またプラークが鎖骨下動脈に伸びていたためSES を椎骨動脈起始部から近位鎖骨下動脈に留置した.周術期合併症はなくその後も治療部の開存は良好で脳梗塞の発症はみとめていない.【結論】椎骨動脈起始部狭窄に対するステント留置術においてSES は蛇行血管への追従性,動脈壁への密着性,鎖骨下動脈に伸展するプラークのカバーという観点から有用な選択肢と考えた.</p>

収録刊行物

  • 脳血管内治療

    脳血管内治療 4 (3), 136-143, 2019

    一般社団法人 日本脳神経血管内治療学会

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