2次元超音波風速計の雪対策に関する諸検討

書誌事項

タイトル別名
  • Snow control measures of 2D ultrasonic anemometer

説明

<p>積雪地の風観測では風向風速計が雪で覆われることによる欠測が度々生じる。風観測に用いられる超音波風速計は他の風速計に比べ微風観測や高周波測定に適するなど、多くの利点を有するが、計測部に着雪すると欠測が生じるため、融雪ヒーターによる雪対策が不可欠である。このため消費電力が過大となり、商用電源の無い場所での使用が困難であることが運用上の課題となっている。筆者らは、冬期における超音波風速計の電力消費を低減することを目的に屋外実験および風洞実験により超音波風速計の雪対策の検討を行った。風洞実験において、2次元超音波風速計を天地逆向きに取り付け、防雪用のフードを取り付けることにより、着雪を軽減する効果が得られた。2次元超音波風速計に防雪フード等を適用し、融雪ヒーターを使用しないことにより、冬期の電力消費を1/50程度まで低減可能であることが分かった。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390845713081366784
  • NII論文ID
    130007669517
  • DOI
    10.14887/kazekosymp.25.0_163
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ