先天性内反足
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- 薩摩 眞一
- 兵庫県立こども病院整形外科
書誌事項
- タイトル別名
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- Idiopathic congenital clubfoot
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説明
<p>先天性内反足の病因は特定できていないが,1,000∼2,000出生に1人程度の発生率で,2:1で男児に多い.病態として距骨の形成不全,足根骨相互間の配列異常,筋·腱·靭帯·関節包など軟部組織の形成不全に伴う拘縮が存在する.診断は特徴的な足部変形により新生児期から容易である.治療は早期に開始することが望ましくPonseti法が現在のgold standardである.同法は理論的で標準化されたマニピュレーションを特徴とし,残存した尖足に対してはアキレス腱皮下切腱を行うものである.矯正終了後には長期にわたる装具治療が不可欠で,再発を予防する唯一無二の手段といえる.しかしながら一部の難治例,再発例のなかには広範囲軟部組織解離を回避できない場合がある.</p>
収録刊行物
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- 日本義肢装具学会誌
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日本義肢装具学会誌 34 (3), 181-185, 2018-07-01
日本義肢装具学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713082387968
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- NII論文ID
- 130007679382
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- ISSN
- 18840566
- 09104720
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可