大腸手術における手術部位感染(SSI)を予防する合理的な血糖コントロール
書誌事項
- タイトル別名
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- Appropriate glycemic control for prevention of surgical site infection (SSI) of colorectal surgery
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説明
<p>術後高血糖は大腸手術の手術部位感染(SSI)リスク因子である。1990~2009年の初回開腹腸切除 2,099例を対象として,全例に SSI予防バンドルを施行し,1990~1999年(前期)は血糖目標値200mg/dL,随時インスリン皮下注(SCI)法を行った。前期の糖尿病患者の創部 SSI率は17%と高かった。2000~2009年(後期)は目標血糖値を150mg/dLに変更し,一部の糖尿病と耐糖能異常に5%または7.5%糖濃度の維持輸液を投与し,術後 48時間まで持続インスリン静注(CII)法を行うきめ細かな血糖管理を前向きに実施した。CII法は SCI法に比べてすみやかに高血糖を改善し,血糖変動が少なく,術後 2~4時間で血糖値は安定した。著しい低血糖の発生もなかった。後期糖尿病患者の創部 SSI率は10%まで改善した(非糖尿病9.3%)。150mg/dLを目標とするきめ細かな血糖管理は大腸手術 SSI予防に有用と確認された。最近の SSIガイドラインは血糖目標値 150~200mg/dLを示しているが,今後も周術期血糖管理に関して詳細な検討が必要と思われる。</p>
収録刊行物
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- 日本外科感染症学会雑誌
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日本外科感染症学会雑誌 16 (1), 18-25, 2019-03-30
一般社団法人 日本外科感染症学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713083246976
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- NII論文ID
- 130007679299
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- ISSN
- 24340103
- 13495755
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可