遠位上腕二頭筋腱不全断裂の2例
書誌事項
- タイトル別名
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- Two Cases Report of Partial Distal Biceps Tendon Rupture
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抄録
<p> 目的:遠位上腕二頭筋腱不全断裂の2例を経験したので報告する.</p><p> 症例:症例1:53歳男性.左前腕近位部痛が3週間持続し受診した.回外筋力低下およびMRIにて上腕二頭筋腱停止部の不整を認めた.二頭筋腱断裂を疑い前方展開で展開したが腱は連続していた.後方皮切で部分断裂を認め縫合した.術後6週で疼痛は消失し可動域制限を認めなかった.症例2:38歳男性.数か月前から肘窩部の疼痛が持続し受診した.回外・肘屈曲筋力軽度低下を認め,CT上橈骨結節部の骨棘とMRIにて上腕二頭筋腱停止部の不整を認め不全断裂と診断した.後方1皮切で展開し腱を切離し縫合した.術後6か月で軽度回内制限はあるが術前の疼痛は消失し筋力も改善した.</p><p> 考察:遠位上腕二頭筋腱不全断裂は緩徐に発生し,典型的な症状はなく完全断裂と比較し診断に苦慮する.完全断裂に移行する前であれば,後方1皮切で小侵襲手術が可能で早期診断が必要と考えられた.</p>
収録刊行物
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- 日本肘関節学会雑誌
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日本肘関節学会雑誌 25 (2), 265-267, 2018
日本肘関節学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390845713085026048
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- NII論文ID
- 130007683091
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- ISSN
- 24342262
- 13497324
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可