日中サービス支援型共同生活援助事業の実施に向けたグループホームの実態調査

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • 日中サービス支援型共同生活援助の位置づけに着目して

この論文をさがす

抄録

<p>本研究は,平成30(2018)年度より障害者福祉サービスにおける共同生活援助の新類型として,利用者の重度化・高齢化を想定した「日中サービス支援型共同生活援助」が創設されたことを鑑み,全国のグループホーム6,570事業所を対象に,郵送方式のアンケートによるグループホームの実態調査を実施した.アンケート調査の内容は,日中サービス支援型共同生活援助の主な加算の項目を基に,①グループホーム利用者の実態,②グループホームの職員の実態,③グループホームの加算取得実態とした.日中サービス支援型共同生活援助は,①重度化・高齢化が進んで,現状のグループホームでは適切な支援が受けられなくなった利用者の移行先,②身体的・医療的な支援の必要度が高い利用者でグループホームを退所していたが,再度利用したいと考えている場合の受け皿及び,③障害者支援施設に入所していて,通常の共同生活援助では地域移行が困難な高齢・知的障害者の地域の住まいとしての役割が期待されるが,今回の調査結果を見ると,現時点ではグループホーム全体の利用者のうち,日中サービス支援型共同生活援助の対象者は22.7%という状況であった.</p>

収録刊行物

  • 国立のぞみの園紀要

    国立のぞみの園紀要 12 (0), 1-8, 2019

    独立行政法人 国立重度知的障害者総合施設のぞみの園

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ