『故郷』(魯迅)の授業実践

書誌事項

タイトル別名
  • Reading <i>Kokyō</i> in Class: The Difficulty of Teaching by the Theory of “Multilayered Consciousness”
  • 『故郷』(魯迅)の授業実践 : 「多層的意識」を読むことの困難
  • 『 コキョウ 』(ロジン)ノ ジュギョウ ジッセン : 「 タソウテキ イシキ 」 オ ヨム コト ノ コンナン
  • ――「多層的意識」を読むことの困難――

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抄録

<p>田中実の『故郷論』「多層的意識構造のなかの〈語り手〉」に学び、これを教室の授業で活かすにはどうしたらよいのかという、試行錯誤の授業報告である。〈語り手〉の多層的意識を探る発問は、授業の組み立ては、どのようであればいいのだろう。これまで繰り返してきた、作品全体の文脈を捉えきれないまま末尾の「歩く人が多くなれば、それが道になるのだ」をスローガン的に読む授業からの脱却をめざして、「私」を摑んで放さない問題を読もうと試みた。</p>

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 63 (8), 61-71, 2014-08-10

    日本文学協会

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