患者背景及び周術期からみた接触式レーザー前立腺蒸散術 (CVP) と光選択的前立腺レーザー蒸散術 (PVP) の比較検討
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- 宮内 聡秀
- 大分泌尿器科病院
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説明
<p> 〈緒言〉前立腺肥大症レーザー蒸散術である接触式レーザー前立腺蒸散術 (CVP) と光選択的前立腺レーザー蒸散術 (PVP) を患者背景と周術期より比較検討した.</p><p> 〈対象と方法〉CVPを施行した97例とPVPを施行した502例. 患者背景, 周術期データ, 術後1ヶ月以内の早期有害事象を評価検討した.</p><p> 〈結果〉CVP症例は有意に術前尿閉, 抗血栓薬継続症例が多かった. 周術期では手術時間, ヘモグロビン変動においてCVPが有意に少なく, バルン留置期間はPVPが有意に短かった. 早期有害事象はCVPに持続膀胱洗浄と術後一過性尿閉が多く, 有意差を認めた.</p><p> 〈結語〉CVPはPVPよりもハイリスク症例である抗血栓療法症例が多く含まれていたが, PVPより手術時間が短く, 出血は少なく安全性が高い.</p>
収録刊行物
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- Japanese Journal of Endourology
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Japanese Journal of Endourology 32 (2), 212-216, 2019
日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390846609780133376
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- NII論文ID
- 130007760462
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- ISSN
- 21874700
- 21861889
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可