災害関連健康リスクに対するコミュニケーションと協働

  • 小林 智之
    日本学術振興会 特別研究員PD 福島県立医科大学 医学部健康リスクコミュニケーション学講座
  • 吉田 和樹
    福島県立医科大学 医学部健康リスクコミュニケーション学講座 福島県立医科大学 総合科学教育研究センター
  • 熊谷 敦史
    福島県立医科大学 災害医療総合学習センター
  • 安井 清孝
    福島県立医科大学 放射線健康管理学講座
  • 後藤 あや
    福島県立医科大学 総合科学教育研究センター
  • 竹林 由武
    福島県立医科大学 医学部健康リスクコミュニケーション学講座
  • 黒田 佑次郎
    福島県立医科大学 総合科学教育研究センター
  • 末永 カツ子
    福島県立医科大学 医学部災害公衆衛生看護学講座
  • 小宮 ひろみ
    福島県立医科大学 付属病院性差医療センター
  • 村上 道夫
    福島県立医科大学 医学部健康リスクコミュニケーション学講座

書誌事項

タイトル別名
  • Communication and Cooperation for Disaster-Related Health Risk
  • サイガイ カンレン ケンコウ リスク ニ タイスル コミュニケーション ト キョウドウ

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説明

<p>放射線リスクなどの高度な専門知識を要する課題には,専門家と住民の間で情報や意見を交換するリスクコミュニケーションが求められる.しかし,専門家と住民との間に知識や関心のズレが生じることで,コミュニケーションが円滑に進まなくなる場合は少なくない.福島県立医科大学では,そのようなズレの調整役を担う自治体の保健師や地域の相談員らと連携して,福島の住民とのリスクコミュニケーションを目指してきた.本稿では,これまでのリスクコミュニケーションの実践例として,県内各地の保健師ら向けの出前講座や,特定の地域における住民との協働的な意思決定,福島県外の防災意識を高める机上演習を取り上げ,それらについて専門家と住民の間に調整役が入る三者モデルの重要性から考察する.</p>

収録刊行物

  • 安全工学

    安全工学 58 (6), 387-393, 2019-12-15

    安全工学会

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