重症下肢虚血に対して切断術を行う際の血管内治療併用の有用性について

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抄録

<p>【背景】重症下肢虚血に対してやむなく切断術を行う際には,術後のADLを考慮するとなるべく切断高位を低減することが望まれる.血管内治療での切断高位低減の可能性について調査した.【対象と方法】2015年1月から2017年12月の3年間に重症下肢虚血に対して施行した下肢切断術23例のうち,浅大腿動脈から膝窩動脈に閉塞病変のある14例を対象とし,血管内治療で浅大腿動脈が開通した群8例としなかった群6例に分けて調査した.【結果】浅大腿動脈開通群は8例のうち7例が大腿切断を免れ,非開通群は6例全例が大腿切断となった.【結語】切断術の術前もしくは術後に血管内治療を併用することで切断高位低減できる可能性がある.</p>

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