04生-11-ポ-20 トライアスロン選手は自転車選手よりも自転車運動後の下肢におけるSSC遂行機能低下が小さいのか
抄録
<p> 我々は自転車運動後に下肢の伸張―短縮サイクル(SSC)遂行機能が低下することを発見した。トライアスロン競技における自転車運動後のランニングのように、異なる運動様式を連続する際には、運動学習の干渉が生じ、その後の運動遂行が阻害される。そこで、本研究は異なる運動様式を連続する運動を長期的にトレーニングすることが自転車運動後のSSC機能に及ぼす影響を検討した。このようなトレーニングを日常的に行うトライアスロン選手7名、自転車トレーニングのみを行う自転車選手5名を対象に30分間の自転車運動の前後にリバウンドジャンプ(RJ)を行った。自転車運動の強度は換気性閾値の90%とした。SSC機能の評価にはRJ指数を用い、運動前後で比較した。最大酸素摂取量および最大発揮出力に群間で差はなかった。RJ指数の低下は群間で有意な差はなかったものの、自転車選手およびトライアスロン選手の低下率はそれぞれ11.4%、4.5%であり、トライアスロン選手の方が低値であった。この結果は、異なる運動様式を連続するトレーニングは同じ運動様式のみを行うトレーニングよりも自転車運動直後のSSC機能低下を抑制させる可能性があることを示唆する。</p>
収録刊行物
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- 日本体育学会大会予稿集
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日本体育学会大会予稿集 70 (0), 165_3-165_3, 2019
一般社団法人 日本体育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390846609784932352
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- NII論文ID
- 130007770172
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- ISSN
- 24241946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可