13ア-10-口-03 インクルーシブスポーツ体験における障害者との交流に対する心理的抵抗感を低減させるための要因について

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タイトル別名
  • 「接触仮説」に着目して

抄録

<p> 障害のある人(以降、障害者)との交流を躊躇するような心理的抵抗感を低減させるためには、健常者と障害者との接触が有効であると言われている。しかし、接触が必ずしも肯定的な変化をもたらすとは限らないこともあり、どのような接触が有効であるかを検討する必要がある。そこで、あらゆる人を包括した中で行うインクルーシブスポーツが有効と考え、本研究の目的を、健常者の障害者との交流に対する心理的抵抗感を低減するにはどのようなインクルーシブスポーツ体験が有効であるのか、その要因をAllport(1954)による「接触仮説」の観点から検討することとした。調査方法には半構造化面接を用い、対象者は接触仮説の4つの条件が取り込まれていると考えられたA大学主催のインクルーシブスポーツイベントに参加した大学生12名(男性10名、女性2名、平均年齢21.3±0.5歳)とした。分析方法にはM―GTAを用いた。その結果、10個の概念と2個のカテゴリーが生成された。このことから、「接触仮説」の条件の他、障害者との関わり方を習得できるようにすることが心理的抵抗感の低減に有効な要因ではないかと考えられた。</p>

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  • CRID
    1390846609784976896
  • NII論文ID
    130007770606
  • DOI
    10.20693/jspehss.70.334_3
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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