12人-12-口-09 ブラジリアン柔術のグローバル化とその影響
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- 菱田 慶文
- 四日市看護医療大学
Bibliographic Information
- Other Title
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- ブラジル・アラブ・日本の実態
Description
<p> 本研究は、ブラジリアン柔術(以下、BJJ)のグローバリゼーションの実態を解明するものである。BJJは1993年にアメリカで始まったUFCでホイス・グレーシーが活躍したことで世界中に広まるようになった。当初は世界の総合格闘家たちが競技力向上のためにBJJの技術を取り入れていたが、のちにその用途は多方面に広がっていった。例えば、UAEのアブダビ首長国では学校体育として採り入れられているし、日本でも「デカセギ」のコミュニティ形成やフィットネスとして行われている。一方、90年代にはBJJの全伯組織及び世界組織の形成が進み、それまでブラジル国内で道場毎に伝承されていたBJJは競技化によって統一されることになる。</p><p> 本研究では、リオデジャネイロにおける貧困層に普及されたスプービオ柔術、サンパウロにおける柔道家によるBJJの普及、ファベイラ(貧民窟)におけるソーシャルレスキュー(ボランティア)で運営されるBJJ道場、日本においては、日系ブラジル人コミュニティ、プロ総合格闘家の柔術普及などの実態を明らかにする。</p>
Journal
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- Japan Society of Physical Education, Health and Sport Sciences Conference Proceedings
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Japan Society of Physical Education, Health and Sport Sciences Conference Proceedings 70 (0), 330_3-330_3, 2019
Japan Society of Physical Education, Health and Sport Sciences
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390846609785172608
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- NII Article ID
- 130007770654
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- ISSN
- 24241946
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed