07発-11-口-15 大学初年次における体力特性と月齢の関係

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抄録

<p> 体力・運動能力は、幼児期、児童期においては月齢の影響を受けることが明らかとされているが、大学初年次における月齢の差による体力差が生じるか否かは明らかとなっていない。もし、大学初年次において月齢の差が体力に影響を及ぼしているのであれば、月齢を考慮した授業展開をする必要がある。大学生入学時における体力と月齢の関係を明らかにすることを第一の目的とし、現役入学生と浪人入学生の体力特性を明らかにすることを第二の目的とした。2018年度理工学部の入学生2081人のうち、重複や欠損値を除いた1780人を分析対象とした。得られた生年月日データより月齢により、Ⅰ:4~6月、Ⅱ:7~9月、Ⅲ:10~12月、Ⅳ:1~3月に4区分した。なお生年月日より浪人入学生と現役入学生を分けた。7種目の体力測定(握力、背筋力、垂直跳び、立位体前屈、上体そらし、反復横跳び、踏み台昇降)を行った。いずれの区分間においても有意差はなかったが、男性の区分Ⅳの体重は有意に低かった。浪人入学生の踏み台昇降、垂直跳び、反復横跳びは有意に低かった。生物学的な月年齢(=発達段階)の差による体力差は、大学入学時にはほぼ消失していると考えられた。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390846609785322112
  • NII論文ID
    130007770265
  • DOI
    10.20693/jspehss.70.204_3
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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