11教-11-ポ-17 体育授業場面における劣等コンプレックスと学習方略の関係

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タイトル別名
  • 体育授業の好嫌に着目して

抄録

<p> 本研究は、体育授業場面における劣等コンプレックスと学習方略との関係について、体育授業の好嫌に着目し、検討することを目的とした。具体的には、体育授業の好嫌に基づく群を構成し、劣等コンプレックスを独立変数、学習方略を従属変数とした仮説モデルの妥当性の検討を、その群ごとに行った。中学生692名(男子343名、女子349名、平均年齢13.9±0.8歳)を対象に、佐々木・須甲(2016)の体育授業における劣等コンプレックス尺度(C-運動スキル:運動技能低位による課題回避、C-心理・社会・身体要因:特性や環境等による課題回避)、伊藤ほか(2013)の体育における学習方略尺度(一般学習方略:学習効果を促す方略、SH方略:失敗の言い訳に専念する方略)、体育授業の好嫌について調査を実施した。共分散構造分析の結果、やや嫌い群、やや好き群、好き群はC-心理・社会・身体要因から一般学習方略への有意な負のパスが確認された。一方、嫌い群はC-心理・社会・身体要因と一般学習方略の間に有意なパスは確認されなかった。 このことから、嫌い群とその他の群では、劣等コンプレックスと学習方略との関係が異なることが示唆された。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390846609785361920
  • NII論文ID
    130007770672
  • DOI
    10.20693/jspehss.70.322_3
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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