00哲-12-口-08 アスリートの社会的価値に関する一考察

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  • トップアスリートの語りから

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<p> 自国開催のオリンピック・パラリンピック大会を1年後に控え、社会全体でスポーツに対する関心が高まっている。オリンピック・パラリンピック事業には公費から膨大な強化費が支出されている背景もあり、その中心にいるアスリートの社会的な責任は増し、公人として扱われていると言っても過言ではない。昨今では社会課題の解決にアスリートが貢献したり、選手自らの発信によってスポーツ界の不正や悪しき習慣が顕在化するなど、アスリートが社会で果たす役割は競技面にとどまらない。</p><p> 本研究は、引退後のトップアスリートが現在のキャリアや社会活動を通して、どのように社会的価値を構築するに至ったのかをリサーチ・クエスチョンとし、社会におけるアスリートの社会的価値を可視化するための基礎資料を得ることを目的とした。4名の引退後のトップアスリートを対象に半構造化によるインタビュー調査を実施し、解釈学的現象分析による分析を行った。結果として導かれた「アスリートの社会的価値構築モデル」が、アスリートが自身の価値を自覚し、高めるための一助となることを期待したい。</p>

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390846609785376768
  • NII Article ID
    130007770839
  • DOI
    10.20693/jspehss.70.92_2
  • ISSN
    24241946
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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