03心-12-ポ-65 審判インストラクターにおけるストレッサーとコーピング
書誌事項
- タイトル別名
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- 自由記述調査による検討
抄録
<p> 審判員の役割は試合において実際に生起する様々な事象をルールに基づいてコントロールすることであり、うまくやって当然、少しのミスも許されないため常にストレスフルな状況に置かれている(村上ほか,2017)。審判を育成する立場にある審判インストラクターにおいても同様であり、様々なストレスが存在することが予想される。そこで、本研究では、審判インストラクターが活動する上で体験するストレッサーを明らかにし、どのように対処しているのかについて検討した。対象者はチーム競技の審判インストラクター10名(平均年齢53.1歳;平均指導経験年数8.7年)であった。調査は、審判指導におけるストレッサー及びストレス対策について自由記述で行った。得られた内容について整理・集約した結果、ストレッサーについては「時間的負担」や「世代間のギャップ」など9つのカテゴリーに類型化された。また、ストレス対策に関しては「問題焦点型コーピング」や「社会的支援探索コーピング」など5カテゴリーが抽出された。今回の調査で得られた知見は、審判インストラクターに対する心理サポート実践の際の基礎資料になると思われる。</p>
収録刊行物
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- 日本体育学会大会予稿集
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日本体育学会大会予稿集 70 (0), 146_1-146_1, 2019
一般社団法人 日本体育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390846609785499008
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- NII論文ID
- 130007770121
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- ISSN
- 24241946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可