12人-12-口-07 インドネシア・バリ島の舞踊に求められている「バリらしさ」

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抄録

<p> インドネシアのバリ州は2015年にバリ舞踊をユネスコ世界無形文化遺産に申請しそれが認められた。正しくは「伝統的舞踊」ということでバリ舞踊の中の9種類の踊りが認定されている。一方、毎年6月に州都デンパサールで1か月間にわたり行われるバリ芸術祭(Pesta Kesenian Bali)では新しく作られたバリ舞踊作品が発表され、バリ島内及びインドネシア国内から多くの観光客が集まり人気を得ている。無形文化遺産に申請するということはバリ舞踊に関わる多くの人が消滅や衰退の危機を感じ、保護するべきだという認識があるということになるが、決してバリ舞踊文化全体が廃れていっているわけではない。新たな作品創作が積極的に行われているからこそ「伝統的舞踊」を保護する必要があったともいえる。</p><p> 本研究では無形文化遺産である伝統的舞踊と、近年作られた新しいバリ舞踊作品(コンテンポラリー)について、それらに求められている暗黙知としての「バリらしさ」について考察する。</p>

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  • CRID
    1390846609785553920
  • NII論文ID
    130007770655
  • DOI
    10.20693/jspehss.70.330_1
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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