小学校におけるScratchを用いたプログラミング授業の実践と検証

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タイトル別名
  • Practice and Verification of the Computer Programming Class with Scratch in an Elementary School
  • ショウガッコウ ニ オケル Scratch オ モチイタ プログラミング ジュギョウ ノ ジッセン ト ケンショウ

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説明

<p>2013年6月に決定した「世界最先端IT国家創造宣言」や2020年度からの小学校でのプログラミング教育の必修化を背景に,近年,小学生向けに様々なプログラミング教育が実施されている。本研究では,約20名の小学校6年生を対象にし,総合的な学習の時間の5時間を用いて,ブロック型プログラミング言語のScratchを用いた授業実践を行った。そして,(1)迷路を用いた事前・事後テスト,(2)自由作品の制作,(3)授業後の感想を基に,プログラムを構成する基本処理(順次,反復,分岐)を論理的に活用するプログラミング的思考や児童の興味・関心の度合いを検証した。その結果,大部分の児童は事前テストの前に既に,順次処理や反復処理の基本的な考え方をほぼ身につけているが,分岐処理に関しては十分理解できていないことが分かった。また授業後の感想から,プログラミングの楽しさを児童に体感させることができたと考えられる。</p>

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