-
- 藤村 幸大
- 熊本大学 自然科学教育部土木建築学専攻
-
- 藤見 俊夫
- 熊本大学 くまもと水循環・減災研究教育センター
-
- 田中 歩夢
- 熊本大学 工学部社会環境工学科
-
- Mohamad F. N. AULADY
- 熊本大学 自然科学教育部土木建築学専攻
書誌事項
- タイトル別名
-
- INVESTIGATION OF LEADING EVACUEES USING VR
説明
避難は災害リスクを回避するために非常に効果的かつ最適な措置だと言える.しかしながら,多くの人は災害発生リスクが高まっても避難しない傾向にある.これは,危険な状況に曝された時,危険を認識しないようにし,現状を維持することを好む「現状維持バイアス」の影響を受けている可能性が考えられる.この現状維持バイアスを克服し避難を促す存在として「率先避難者」という概念が片田らによって提唱されている.本研究では,仮想現実(VR)を用いた実験を行い,率先避難者の有効性を検討した.氾濫のリスクが高まっている 3 つのシナリオを提示し,被験者が避難を開始する時間を計測した.分析の結果,率先避難者が避難を促していることが確認された.また,率先避難者には河川が見えることと同程度の避難促進効果が有るという新たな知見が得られた避難は災害リスクを回避するために非常に効果的かつ最適な措置だと言える.しかしながら,多くの人は災害発生リスクが高まっても避難しない傾向にある.これは,危険な状況に曝された時,危険を認識しないようにし,現状を維持することを好む「現状維持バイアス」の影響を受けている可能性が考えられる.この現状維持バイアスを克服し避難を促す存在として「率先避難者」という概念が片田らによって提唱されている.本研究では,仮想現実(VR)を用いた実験を行い,率先避難者の有効性を検討した.氾濫のリスクが高まっている 3 つのシナリオを提示し,被験者が避難を開始する時間を計測した.分析の結果,率先避難者が避難を促していることが確認された.また,率先避難者には河川が見えることと同程度の避難促進効果が有るという新たな知見が得られた.
収録刊行物
-
- 土木学会論文集D3(土木計画学)
-
土木学会論文集D3(土木計画学) 75 (5), I_61-I_68, 2019
公益社団法人 土木学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390846609788413824
-
- NII論文ID
- 130007775784
-
- ISSN
- 21856540
-
- 本文言語コード
- ja
-
- 資料種別
- journal article
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可