磁気式モーションキャプチャを用いた採血手技の定量化手法の検討

説明

<p>採血は看護技術の中でもとりわけ繊細な手技を要求される技術の一つであり,経験に依存する部分が大きく,学生が卒業までに十分な技術を修得できないことが課題となっている.そこで我々は,学習効率の向上を目的として,高空間分解能の採血手技計測システムを開発し,CGで再現した注射器を光学透過型HMDにより実空間に重畳して提示し,学生が教員の注射器の動きを真似て練習できる学習支援システムを開発した.しかし,習熟度を定量評価する機能を実装していないため,教員の手技との差異を学生が自覚し難いことが新たな課題として顕在化した.そこで,本システムに採血手技の定量評価機能を加えることで,採血の学習効率を高めることができると考えた.そのための基礎研究として本研究では,看護教員と学生の手技を比較・解析し,定量評価のための評価指標を構築することを目的とする.本発表では,モーションキャプチャした注射器,注射器を持つ指および手首の動作データから,採血の評価指標となる動作の特徴を定量化する手法について報告する.</p>

収録刊行物

  • 生体医工学

    生体医工学 Annual57 (Abstract), S82_2-S82_2, 2019

    公益社団法人 日本生体医工学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390846609789006720
  • NII論文ID
    130007776884
  • DOI
    10.11239/jsmbe.annual57.s82_2
  • ISSN
    18814379
    1347443X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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