放射性Csに汚染された裸地面運動場の天地返しによる改良

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タイトル別名
  • Improvement of a Bare Field Contaminated with Radioactive Cs by Turn-overed Subsoil to Replace Surface Soil
  • ホウシャセイ Cs ニ オセン サレタ ラ ジメン ウンドウジョウ ノ テンチ カエシ ニ ヨル カイリョウ

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抄録

<p>2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により引き起こされた福島第一原子力発電所の事故によって大気中に放出された放射性物質は,広範囲に降下し,地上を汚染した。放射性物質に汚染された運動場や市民公園などの改良を目指して,天地返しによる放射線低減の試験施工を実施した。天地返しでは,汚染された土壌を域外に移動させずに,地表面からの除染と放射線量率の低減をはかることが期待される。試験施工では,汚染土を表土10cmの土層と位置づけ,下層の清浄土と置き換えた。改良前後の地表面上0.01mの放射線量率は,0.28μSv/hから0.15μSv/hに低減した。試験施工後72日と310日に土壌を掘り出し放射能調査を行った結果,放射性セシウムは清浄土と地山からは検出されなかった。</p>

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