インドネシア農村地域の食料生産とサゴヤシ利用の課題

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タイトル別名
  • Present State of Food Production and Issues of Utilization of Sago Palm in a Rural Area, Indonesia
  • インドネシア ノウソン チイキ ノ ショクリョウ セイサン ト サゴヤシ リヨウ ノ カダイ

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抄録

<p>昨今,インドネシアでは天候の不安定な変動によりコメなどの主食が100%自給できていない。また一方で,人口増加に対応するために,主食の増産は不可欠である。しかし,新たな農地拡大の困難や生産性の向上の限界が予測される。このような状況においては,農業不適地に生育し天候の不安定な変動の影響も受けにくい,地域の在来食料資源を活用することが有効である。本報では,インドネシアの南東スラウェシ州の主要食料作物であるコメ,トウモロコシと,在来食料資源であるサゴヤシの生産状況について報告し,主要食料作物の供給不足をサゴデンプンが補完できる可能性を明らかにする。また,食料生産の安定に資するために,サゴデンプンの生産量増大と利用拡大における課題について考察する。</p>

収録刊行物

  • 農業農村工学会誌

    農業農村工学会誌 81 (10), 793-796,a1, 2013

    公益社団法人 農業農村工学会

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