北陸研究センターにおける農業農村工学研究について

  • 谷本 岳
    中央農業総合研究センター北陸研究センター

書誌事項

タイトル別名
  • Rural Engineering Research in NARO/ARC Hokuriku Research Center
  • ホクリク ケンキュウ センター ニ オケル ノウギョウ ノウソン コウガク ケンキュウ ニ ツイテ

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抄録

<p>北陸地域は,世界でも有数の多雪・豪雪地域であり積雪が農業にも大きな影響を及ぼしている。耕地面積に占める水田の割合が90%以上と非常に高く,コシヒカリに代表される水田地帯である。水稲の生産調整が進められ,畑作への転換が拡大されてきたが,水田の約50%は,畑作への転換が困難な重粘な土壌であり,農業農村工学研究者に土壌の物理性の改善や圃場の排水改善に関して役割が求められてきた。本報では,北陸研究センターの概要,これまで行われてきた重粘土水田における暗渠排水や地下排水改善技術とその効果の持続性などの研究内容および現在進められている地下水位制御システムの機能管理に関する研究,そして新潟県中越地震や2011年長野県北部地震による農地災害への対応について紹介する。</p>

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