書誌事項
- タイトル別名
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- Hepatic blood flows in patients with cirrhosis due to alcohol consumption before and after endoscopic injection sclerotherapy for esophagogastric varices: Comparison with those in cirrhotic patients caused by hepatitis C virus infection
- アルコールセイ カンコウヘン ニ オケル ナイシキョウテキ ショクドウ ジョウミャクリュウ コウカ リョウホウ ゼンゴ ノ ケッコウ ドウタイ ノ ヘンカ : Cガタ カンコウヘン ト ノ ヒカク
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抄録
<p>【背景】門脈圧亢進症では背景肝疾患の病因が重要で,病態により治療効果や再発率に影響すると考えられる.しかしアルコール性肝硬変(AL-LC)とC型肝硬変(C-LC)における血行動態の相違は明らかではない.【目的】AL-LC,C-LCにおいてXenon CT(Xe-CT)を用い食道静脈瘤に対する内視鏡的硬化療法(endoscopic injection sclerotherapy;EIS)前後の肝血流量を比較し血行動態の違いを明らかにする.</p><p>【方法】対象はAL-LC 18例(男17例),C-LC 19例(男10例).Xe-CTは,既報(Med Phys. 2008;35:2331)のごとく,治療前と治療1週後で門脈,肝動脈組織血流量(PVTBF,HATBF;ml/100 ml/min)を測定し,さらにPVTBF/HATBF(P/A)ratioを算出しAL-LCとC-LCの両者を治療前後で比較した.【結果】AL-LCの治療前/後の肝血流量は,PVTBF 25.6±6.3/29.8±6.2(p=0.006),HATBF 21.0±10.1/19.5±5.6,P/A ratio 1.4±0.7/1.7±0.7,C-LCの治療前/後の肝血流量は,PVTBF 28.9±9.4/29.2±8.2(NS),HATBF 24.1±16.1/18.5±8.2,P/A ratio 1.6±0.8/1.8±0.9.AL-LC群で再発率が高い傾向であった(p=0.08).【考察】AL-LCは入院後断酒しEISで側副血行路を閉鎖することでPVTBFが増加する可能性が推察された.しかしAL-LCは短期再発し,退院後の断酒継続ができていないことが主要因と考えられた.</p><p>【結論】C-LCとは異なり,AL-LCでは断酒によりEISで増加した門脈血流を受容しやすくなり,EIS後に門脈血流が増加した可能性が示唆された.</p>
収録刊行物
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- 日本門脈圧亢進症学会雑誌
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日本門脈圧亢進症学会雑誌 23 (1), 22-32, 2017
日本門脈圧亢進症学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390846609792545920
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- NII論文ID
- 130007784447
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- NII書誌ID
- AA11349565
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- ISSN
- 21866376
- 13448447
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- NDL書誌ID
- 028069278
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可