4 GPa付近におけるローソン石の高圧相転移

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タイトル別名
  • Pressure-induced phase transition of lawsonite around 4 GPa

抄録

ローソン石は約11.5 wt.%もの水を含む含水鉱物で、4 GPa付近と10 GPa付近で圧力誘起相転移を示し、さらに低温では二段階の秩序ー無秩序型相転移を示す。4 GPa付近の高圧相転移では、C底心直方格子が単純直方格子に変化することが分かっているが、高圧側の相の空間群は決まっていない。低温相と高圧相を比較するためには、4~10 GPaに生じる高圧相の空間群を決める必要があるため、放射光線源を用いた単結晶X線回折実験を行った。その結果、C底心格子の消滅則を破る複数の反射が確認され、4~10 GPaの高圧相の空間群は4種類のいずれかに属することが分かった。

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390846609793515904
  • NII論文ID
    130007785986
  • DOI
    10.14824/jakoka.2017.0_72
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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