衣服の保健衛生的快適性・動的快適性に関わる「衣服の肌ざわり」を調べる実験の開発

書誌事項

タイトル別名
  • An Experiment to Find Comfortable Clothes
  • 衣服の保健衛生的快適性・動的快適性に関わる「衣服の肌ざわり」を調べる実験の開発 : ESD(持続発展教育)を視点とした家庭科教育内容開発
  • イフク ノ ホケン エイセイテキ カイテキセイ ・ ドウテキ カイテキセイ ニ カカワル 「 イフク ノ ハダザワリ 」 オ シラベル ジッケン ノ カイハツ : ESD(ジゾク ハッテン キョウイク)オ シテン ト シタ カテイカ キョウイク ナイヨウ カイハツ
  • : Development of Instructional Objectives in Home Economics Based on ESD
  • ESD(持続発展教育)を視点とした家庭科教育内容開発

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抄録

小学校家庭科衣生活領域で日常着の快適な着方を児童に指導する際に,衣服の快適性とはどういうことなのかを理論的だけでなく体験的・実践的に学ばせ,児童が自分と衣服との関係を知り, ESD の視点を持って自分の衣生活を営むことができるようにすることが大切である。本研究では, 衣服の快適性を科学的に解明するための教育内容として,「 衣服の肌ざわり」 を調べる実験の開発を目的とし, 衣服の快適性は, 衣服内気候, 衣服圧, 肌ざわりと関係があることから, 傾斜板法によって静摩擦係数を測定し, 衣服の表面摩擦特性ならびに着衣を想定した衣服間の摩擦特性にかかわる基本的な要因を明らかにした。衣服の静摩擦係数は, 衣服を構成している繊維の種類, 糸の形態や太さ, 布の織組織によって異なることが分かった。着衣状態における衣服間の静摩擦係数は, 衣服の組合せ方によって異なり, 湿潤した場合は静摩擦係数が大きくなることが分かった。また, 着用により表面が毛羽立った衣服は, 洗濯後に仕上げ剤を付与することで静摩擦係数が小さくなることが分かった。

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