伊豆大島住民と来島者へのクリハラリスに関するアンケート調査

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タイトル別名
  • Questionnaire study for residents and tourists toward exotic Pallas's squirrel in Izu-Oshima Island, Tokyo

抄録

<p>伊豆大島では,島の重要な産業資源であるツバキを食害するタイワンリス(クリハラリスの台湾亜種)の駆除事業が継続的に実施されている.本調査では,住民ならびに観光客を中心とした来島者に対して,リス及びその撲滅のための事業に対する認知や態度に関するアンケート調査を2010年と2012年に実施した.その結果,住民の多くは島にリスが生息していることを知っていたが,来島者の6割は知らなかった.タイワンリスが外来生物であることを知っていたのは住民で7割,来島者で4割弱であった.リスの撲滅事業については,住民の3割は知っていたが,来島者のほとんどは知らなかった.来島者は住民よりもリスを好む傾向があり,島においてリスを見たいと答えた回答者は7割を越えた.今後リスをどうすべきかとの問では,住民,来島者ともに「野外でのリスの生息を認める」との立場が「認めない」をわずかに上回った.リスは観光資源として必要か否かの問では,住民で36%,来島者で46%が必要であると回答した.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390846609807049600
  • NII論文ID
    130007801522
  • DOI
    10.34348/urbanpest.7.2_53
  • ISSN
    2435015X
    21861498
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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