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- 犬塚 篤
- 名古屋大学大学院 経済学研究科 教授
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of Customer Orientation and Sales Orientation on Objective Performance:
- An Empirical Test in an Apparel Company
- ― アパレル企業における実証調査 ―
説明
<p>顧客志向と販売志向が,異なった客観的な業績指標(客単価,販売客数)に対しそれぞれどのように作用するかを,個人・集団効果の両面から検証した。国内アパレルチェーンの391店舗に勤務する1,572名の大量サンプルを用いた検証の結果,2つの志向はそれぞれ異なった業績への効果を有することが明らかになった。すなわち,客単価に対しては顧客志向のみが寄与し,販売志向による有意な効果は認められない。反対に,販売客数に対しては販売志向が影響を与えていたが,顧客志向の寄与は特に確認できなかった。さらに,販売志向については集団効果が認められたものの個人効果はほとんどなく,反対に顧客志向は集団効果よりも個人効果の方が強かった。これらの事実から,2つの志向が業績に影響を及ぼすメカニズムは同一とはいえないことが示された。</p>
収録刊行物
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- マーケティングレビュー
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マーケティングレビュー 1 (1), 23-30, 2020-03-04
日本マーケティング学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390846609809575936
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- NII論文ID
- 130007805776
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- ISSN
- 24350443
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可