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- 松木 祐馬
- 早稲田大学
書誌事項
- タイトル別名
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- The effect of a text-based discussion on attitude changes: Bayesian ANOVA-based comparisons
- テキストベース ノ トウギ ガ コジン ノ タイド ヘンヨウ ニ アタエル エイキョウ : ベイジアン ANOVA ニ ヨル ヘイキンチ ノ ヒカク
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説明
<p>本研究は,集団極性化の説明理論に基づき,テキストベースで進行する集団討議への接触が個人の態度変容に与える影響について検討することを目的とした。具体的には,討議参加者が内集団成員であるか匿名者であるかと,実験参加者の意見が討議中において多数派意見であるか少数派意見であるかを操作し,内集団成員性と意見の優勢性が個人の態度変容に与える影響について,ベイジアンANOVAを用いて検証した。実験は2度に渡って行われ,分析には1回目の実験と2回目の実験両方に参加した68名のデータのみ使用した。分析の結果,接触した討議において自身の意見が少数派意見であった場合には態度の軟化が生じ,自身の意見が多数派であった場合には,討議が匿名者間で行われた場合のみ,態度の極化が生じることが示された。以上の結果から,テキストベースで進行する集団討議への接触においても,集団極性化現象と類似した態度変容が生じることが示唆された。</p>
収録刊行物
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- 実験社会心理学研究
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実験社会心理学研究 59 (2), 61-73, 2020
日本グループ・ダイナミックス学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390846609810754944
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- NII論文ID
- 130007806981
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- NII書誌ID
- AN00104794
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- ISSN
- 13486276
- 03877973
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- NDL書誌ID
- 030260306
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDLサーチ
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可