横浜市西部病院における気管支喘息と肺血栓塞栓症を合併した症例の特徴

  • 村岡 弘海
    聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院呼吸器内科 聖マリアンナ医科大学呼吸器内科
  • 粒来 崇博
    聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院呼吸器内科
  • 駒瀬 裕子
    聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院呼吸器内科
  • 小野 綾美
    聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院呼吸器内科
  • 大山 バク
    聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院呼吸器内科 聖マリアンナ医科大学呼吸器内科
  • 鶴岡 一
    聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院呼吸器内科 聖マリアンナ医科大学呼吸器内科
  • 薄場 彩乃
    聖マリアンナ医科大学呼吸器内科
  • 檜田 直也
    聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院呼吸器内科
  • 峯下 昌道
    聖マリアンナ医科大学呼吸器内科

書誌事項

タイトル別名
  • CHARACTERISTICS OF ADULT ASTHMATICS COMPLICATED WITH PULMONARY THROMBOEMBOLISM IN YOKOHAMA CITY SEIBU HOSPITAL
  • ヨコハマシ セイブ ビョウイン ニ オケル キカンシ ゼンソク ト ハイ ケッセン ソクセンショウ オ ガッペイ シタ ショウレイ ノ トクチョウ

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説明

<p>【背景】気管支喘息は肺血栓塞栓症のリスク要因と報告されている.</p><p>【目的】当院気管支喘息患者における肺血栓塞栓症合併について,予測因子を見出す目的で後向き調査を行った.</p><p>【対象】2011.1-2018.3にかけて気管支喘息の病名がある307回の胸部造影CT施行例から気管支喘息と確定診断できる33症例,のべ57回の撮影について後向きに調査した.</p><p>【結果】検査前にステロイド投与があったのは37回,前処置がなかったのは20回であった.57回すべてで合併症なく検査を施行しえた.33例中12例で肺血栓塞栓症を検出した.肺塞栓合併例では非合併例に比較し,有意にBMIが高く(p=0.024)体重が重かった(p=0.033).肺機能,喫煙,性別,D-dimerに有意差はなかった.</p><p>【結語】気管支喘息患者における肺血栓塞栓症合併例では,非合併例に比較して体重が重くBMIが高い傾向がある.</p>

収録刊行物

  • アレルギー

    アレルギー 69 (2), 119-122, 2020

    一般社団法人 日本アレルギー学会

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