-
- Hashimoto Yoshiaki
- University of Hyogo/Museum of Nature and Human Activities, Hyogo
Bibliographic Information
- Other Title
-
- ヒアリとアカカミアリの生物学
- ヒアリ ト アカカミアリ ノ セイブツガク
Search this article
Description
<p>2017年5月,特定外来生物ヒアリの国内初侵入が確認された.それは殺人アリの出現として大きく取り上げられ,日本全体をパニックに陥れた.最近は,ヒアリのニュースも少なくなり,その侵入は無くなったかのように思われている.しかし,今も,ヒアリの侵入は続き,このままでは,その国内定着は時間の問題とも言えそうな事態になっている.さらに,ヒアリと近縁のアカカミアリの侵入も数多く発生している.その侵入と定着を阻止する手立てを見つけ出すことが,まさに,急務となっているが,アリ類には他の生物には見られない特異な生態や習性があり,そのことを理解せずに対処すれば,逆に被害を大きくすることも起こり得る.さらに,ヒアリやアカカミアリの侵入は,日本に輸入される海上コンテナで発生している.その対策には,ヒアリやアカカミアリが国際物流によって外来生物化した生態についても,正しく知っておく必要がある.本稿では,ヒアリやアカカミアリの生物学や侵略生態学の解説を行い,ヒアリやアカカミアリの侵入や定着を阻止するための方策について考察した.</p>
Journal
-
- pestology(Pest Control Research)
-
pestology(Pest Control Research) 34 (1), 7-13, 2019-03-25
The Japanese Society of Pestology
- Tweet
Details 詳細情報について
-
- CRID
- 1390846609815657344
-
- NII Article ID
- 130007815640
-
- NII Book ID
- AA12402244
-
- ISSN
- 24321540
- 18803415
-
- NDL BIB ID
- 029624249
-
- Text Lang
- ja
-
- Data Source
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
-
- Abstract License Flag
- Disallowed