出版業界に求められる「再販制度」からの脱却

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タイトル別名
  • Growing out of the Resale Price Maintenance System to Progress Sound: Development of the Publishing Industry and Improve Benefit the Consumers
  • ―日本の出版業の健全な発展と消費者利益の向上のために

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説明

<p>日本の出版業は,その市場構造や企業行動において,競争機能が欠如している.その原因は,独占禁止法の適用除外である「再販制度」の存在と高度に寡占的な卸売業が相互に絡み合っていることにある.その結果,日本の出版業は,出版から小売りに至るまで,健全な発展を妨げ,消費者利益を損なっており,特に,「再販制度」は,既存企業の既得権益を擁護している.</p><p>したがって,出版業界の健全な発展,消費者利益の向上のためには,この制度の廃止等「再販制度」からの脱却が求められている.</p>

収録刊行物

  • 出版研究

    出版研究 37 (0), 85-92, 2007-03-20

    日本出版学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390846609819976704
  • NII論文ID
    130007824653
  • DOI
    10.24756/jshuppan.37.0_85
  • ISSN
    24341398
    03853659
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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