胆摘術の際同時施行した肝生検により 胆管過誤腫 (VMC) と診断し得た慢性 C 型肝炎

書誌事項

タイトル別名
  • A Rare Case of Von Meyenburg Complex (VMC) Diagnosed by Liver Biopsy during Cholecystectomy Associated with Acute Exacerbation of Chronic Cholecystitis in the Context of Chronic Hepatitis C
  • 症例報告 胆摘術の際同時施行した肝生検により胆管過誤腫(VMC)と診断し得た慢性C型肝炎
  • ショウレイ ホウコク タンテキジュツ ノ サイ ドウジ シコウ シタ カンセイケン ニ ヨリ タンカン カゴ シュ(VMC)ト シンダン シエタ マンセイ Cガタ カンエン

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抄録

von Meyenburg complex(以下 VMC)は肝内微 小過誤腫であるが,臨床上比較的稀である.慢性 C 型 肝炎経過観察中の慢性胆嚢炎急性増悪に対して胆嚢摘出 術の際,同時に術中肝生検を施行して診断し得た VMC を経験した.症例は 53 歳男性.近医で慢性 C 型肝炎を 経過観察されていた.胆嚢および肝組織の病理所見は, 慢性胆嚢炎および肝組織は軽度線維化を認め,門脈域に 胆管が不整に増生し,散在する VMC を認めた.VMC は前癌病変であることが否定出来ず,また肝腫瘍類似病 変として悪性疾患との鑑別診断において重要であるため に,診断出来たことは意義のあることだった.

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