視覚障害者のための代読・代筆サービス利用状況調査

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タイトル別名
  • A User Survey on the Reading and Writing Service for the Blind

抄録

視覚障害者のための人的コミュニケーション支援サービスである代読・代筆サービスの利用状況について全国規模でアンケート調査を実施した.回答者数は202人で,その99%が障害等級1級または2級の重度の視覚障害者であった.代読・代筆サービスは回答者の73%が利用していた.サービスの主な提供者は同行援護者や居宅介護ヘルパーであった.家族・知人に代読・代筆を依頼している人の割合も高かった.サービスの利用率,代読・代筆対象となる文書,利用頻度,利用上の問題と,サービス提供者や自治体の区分との関係を調べたところ,代読文書,利用頻度,代読・代筆を断られた割合においてサービス提供者間で有意な差が見られた.代読・代筆を断られた場面の報告から,自宅における日々の代読や,金融機関における代筆が課題として明らかになった.

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390846637104103552
  • DOI
    10.14923/transinfj.2017hap0002
  • ISSN
    18810225
    18804535
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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