ミュオン異常磁気双極子能率・電気双極子能率

  • 三部 勉
    高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所 J-PARCセンター素粒子原子核ディビジョン

書誌事項

タイトル別名
  • Anomalous Magnetic Moment and Electric Dipole Moment of Muon
  • ミュオン科学 ミュオン異常磁気双極子能率・電気双極子能率
  • ミュオン カガク ミュオン イジョウ ジキソウキョクコ ノウリツ ・ デンキソウキョクコ ノウリツ

この論文をさがす

抄録

<p>ミュオンは第2世代のレプトンでスピン1/2を持つ素粒子である。ミュオンのスピンは電場や磁場と双極子能率を通じて相互作用する。ミュオンの磁気双極子能率は素粒子標準理論を用いて極めて精密に計算することができる。また,ミュオンの電気双極子の能率は,標準理論では非常に小さい値を持つと見積もられている。これらの双極子能率を高精度・高感度で測定することにより,素粒子標準模型を超える物理現象が探索できる。本稿ではミュオン双極子能率の精密測定とそれで探る素粒子物理学の研究について述べる。</p>

収録刊行物

参考文献 (22)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ