前腕・首・手のひらの皮膚自家蛍光値によるAGEs量の評価比較

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タイトル別名
  • Relationship among skin autofluorescence values in the forearm, neck and palm by TruAge scanners

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説明

【目的】TruAgeスキャナーを用いた皮膚自家蛍光値(SAF)による終末糖化産物(AGEs)の測定は,前腕部でしか行うことができない。本研究では,新たに開発されたハンディータイプのTruAgeスキャナーmini(以下,mini)の精度を検証するため,当該機器を用いて前腕部の他に手のひらや首でSAFの測定を行い,部位ごとの相関性やTruAgeスキャナーとの相関性について検討した。【方法】118名の健康成人を対象にTruAgeスキャナーあるいはminiを用い,前腕部・首・手のひらのSAFを測定した。【結果】①両機器の前腕部SAFには,強い相関が認められた。②miniを用いたSAFの測定では,前腕部と首に相関が認められた。③両機器の前腕部とminiの首のSAFは年齢と正に相関した。【結論】miniによる前腕部SAFの測定は,TruAgeスキャナー同様,信頼性の高いAGEs評価法の1つと考えられた。一方,SAFによりAGEsの蓄積量を評価する場合,計測する皮膚部位が大きな影響を及ぼす可能性がある。

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