PML について
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- 中道 一生
- 国立感染症研究所ウイルス第一部
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説明
<p>【要旨】進行性多巣性白質脳症(progressive multifocal leukoencephalopathy、以下 PML)は JC ウイルス(以下 JCV)に起因する予後不良の中枢神経脱髄疾患である。多くのヒトにおいて幼少期にアーキタイプ(原型)の JCV が感染し、持続感染および潜伏感染が成立する。T細胞系の免疫が低下した患者等においてはプロトタイプ(変異型)の JCV が出現し、大脳白質等のオリゴデンドロサイトにおいて増殖することで PMLを引き起こすことがある。本稿では「JCV の変異と PML」を中心として、JCV の性状、感染様式、PML の発症機序、超高感度検査、ならびに JCV の変異タイピング等について概説する。</p>
収録刊行物
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- 神経感染症
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神経感染症 25 (1), 133-, 2020
日本神経感染症学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390848250110401280
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- NII論文ID
- 130007841905
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- ISSN
- 24352225
- 13482718
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可