書誌事項
- タイトル別名
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- Examination of the Postoperative Course of Colorectal Cancer Patients with Gallstones
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説明
<p>目的:大腸癌患者は胆嚢結石(胆石)の保有率が高いが,併存した胆石症に対する治療に関し,一定のコンセンサスはない.大腸切除症例において術後の胆石症に関連した症状の発生頻度とその術後経過について検討した.方法:2012年4月から2018年12月までに大腸切除術を行った590例を対象とした.術前の胆石併存の有無で患者背景を比較した.さらに胆石併存例で大腸手術時に胆嚢摘出術を施行しなかった症例の術後経過について検討した.結果:胆嚢摘出後の37例を除くと,術前のCTで胆石を認めた症例は86例であった.胆石あり群となし群の比較では,年齢以外に差はみられなかった.手術時に同時に胆嚢摘出を行った3例を除いた83例の術後経過で,8例(9.6%)に胆石に関連する症状が出現した.1例は手術,7例は内科的治療で軽快した.結語:大腸切除術後に無症状の胆石による症状が出現する頻度は,一般成人より多い可能性がある.</p>
収録刊行物
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- 日本大腸肛門病学会雑誌
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日本大腸肛門病学会雑誌 73 (5), 197-201, 2020
一般社団法人日本大腸肛門病学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390848250111652096
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- NII論文ID
- 130007844093
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- ISSN
- 18829619
- 00471801
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- OpenAIRE
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可