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- 三宅 俊浩
- 名古屋大学大学院 日本学術振興会
書誌事項
- タイトル別名
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- Origin of Ra-Omitting Words in the Late Modern Owari Dialect
- キンセイ コウキ オワリ シュウヘン ホウゲン ニ オケル ラ ヌキ コトバ ノ セイリツ
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抄録
<p>本稿は近世尾張方言におけるラ抜き言葉の成立過程について論じる。尾張方言では,中央語(上方・江戸)に約100年先駆けて19世紀初頭にはラ抜き言葉が用いられるが,初期は2拍動詞にのみ起こる現象であった。その成立は,尾張ではラ行五段動詞の可能動詞形(ex. おれる)と尊敬レル形(ex. おられる)の意味対立をラ音の有無によるとみなす異分析が生じ,この異分析が[語幹‐接辞]の分析が困難な2拍一段動詞に過剰適用されたことによると推定した。この「異分析の過剰適用」を促した主要因はレル・ラレル敬語法と,可能動詞として頻用されるラ行五段動詞オルであると考えられる。この仮説によれば,同条件を備えていない中央語ではラ抜き現象が生じず,同条件を満たす中国地方にラ抜き言葉が多いこととも整合する。</p>
収録刊行物
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- 日本語の研究
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日本語の研究 15 (3), 1-17, 2019-12-01
日本語学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390848250115214848
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- NII論文ID
- 130007851308
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- NII書誌ID
- AA11998386
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- ISSN
- 21895732
- 13495119
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- NDL書誌ID
- 030096435
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可